苔の育て方|室内で苔を増やしたい、インテリアとして楽しみたい方に

苔の育て方|室内で苔を増やしたい、インテリアとして楽しみたい方に

神社やお寺、竹林などでしっとりと存在している苔。
そんな趣のある苔は、今では室内で育てながら鑑賞用としておしゃれに飾ったり、苔の魅力を自宅で楽しむ人も増えています。

苔玉やテラリウム、盆栽など、様々なアートで魅力を発揮する苔ですが、苔の種類は日本だけでも1600種類以上あります。
苔によって成長に適した環境が違うため、苔の種類によって育て方は変わってくるんですよね。

この記事では、実際に苔を室内で育てている私が、たくさんの種類がある苔の中から室内で育てやすい苔、室内での苔の育て方や増やし方について解説します^^

 

室内で育てやすい苔は?

室内で育てやすい苔

室内で苔を育てる場合、苔の種類は重要です。
苔は、明るく適度な乾燥を好む苔、暗くて湿気の多い環境を好む苔など、種類によって様々です。

多種多様な種類がある苔ですが、室内で比較的育てやすいと感じているのは「スナゴケ」「ハイゴケ」「スギゴケ」の3種類です。

「スナゴケ」「ハイゴケ」「スギゴケ」は、適度な風通しと適度な湿気が必要ですが、いずれも環境によって左右されにくく、強く丈夫な苔です。
ただし、スギゴケとハイゴケは光の量の調整が少し難しく、新芽が出るまでに時間がかかります。スナゴケはわずかな光でも芽が出やすいため、より育てやすい種類と言えるでしょう。

また、この3種類の苔はいずれも屋外でも自生します。

その為、室内で育てるのには向かないのではないか?と懸念される方がよくいらっしゃいますが、実際に私が室内で育てているこれら3種類の苔はいずれもきちんと手入れをすれば、しっかりと成長する姿を見せてくれていますよ。

 

苔玉やテラリウム、盆栽の育て方

それでは苔玉やテラリウム、盆栽など、実際に鑑賞できる苔アートで、それぞれの育て方について見ていきましょう。
前述したように、苔によって育ちやすい環境が異なるため、それぞれに合った苔で育て方を解説します。

 

苔玉

苔玉に使われる苔は「ハイゴケ」が多いです。
ハイゴケは前述した通り、適度な乾燥を好むため、多湿になりすぎると枯れてしまいます。 苔は日陰を好む傾向がありますが、苔玉に使われる苔の場合は日光も必須です。
室内では風通しのいい場所に置いたり、2~3日に一度は室外に出して光合成させてあげるなどの工夫が必要でしょう。
ただし直射日光は苔を痛める原因になるため避けましょう。

苔玉は水やりも必要です。
苔表面が乾いていたら霧吹きなどで表面を濡らしてあげましょう。
また、中の土が乾いてしまうと植物が枯れてしまうため、2~3日に一度はバケツなどに水を溜めてドボンと苔玉を入れます。気泡が出てこなくなるまで沈めておけば中まで水が浸透していきます。

 

テラリウム

テラリウムはどんな苔を使うかで管理方法が変わってきますが、どの場合も基本的に適度な湿気と換気は必要になります。

適度な乾燥を好むスナゴケやハイゴケを使用する場合は、密閉容器は向かないためオープン型のテラリウムが向いています。

 

テラリウム

オープン型にするにしろ、密閉型にするにしろ、苔はやはり光合成をします。
テラリウムの場合、室内で育てることが一般的なため、LED照明や蛍光灯でも太陽の光を代用することが可能です。
8~10時間程度照明に充てながら育て、水やりは苔が乾いたタイミングで霧吹きなどで行ってください。

 

盆栽

盆栽には、水はけがよく明るさや乾燥に強い苔を選びます。
室内で育てる場合は、直射日光は避けて、木漏れ日が当たる場所や明るい日陰などに置いて育てると良いでしょう。
苔が乾いてきたらたっぷりと水をあげます。

 

苔を増やしたい!3つのやり方

苔を増やしたい!3つのやり方

苔を育てているけど、思っていたより成長せず、苔をもっと増やしたいという場合もあると思います。
その場合は下記3つの方法で増やすことができます。

 

まき苔法

十分に乾燥させた苔を小さくほぐし、種のようにして土にまき、水やりをしながら育てます。
即効性はないですが、苔が新芽から育つ様子を観察することもできますよ。
育ちやすい苔でも新芽が出るまでは1か月程度の期間を要するため、すぐに増やしたい!という場合には向いていない方法になります。

後述しますが、当社で開発した「ふりこけサッサ」はこのまき苔法を基に開発された商品です。
ふりこけサッサなら、振りかけて水をかけるだけで、乾燥していた苔が青々と生き返るため手軽に苔を増やすことができますよ^^

⇒ふりこけサッサへのリンク

 

はり苔法

はり苔法は、苔をシート状にし、土に押し付けて固定させる方法です。
苔を増やす方法としてよく用いられ、簡単なので初心者にもおすすめです。
シート状にすることで均等に植えつけることができ、見た目もきれいに仕上がります。

 

移植法

移植法は、苔を数本にまとめ土に差し込んで増やす方法です。
はり苔法と比べると手間はかかりますが、しっかりと植えつけられるため苔が定着しやすく長持ちします。

 

苔はふりこけサッサで簡単に育てられます!

苔はふりこけサッサで簡単に育てられます!

これまで苔の育て方や苔の増やし方について解説しましたが、当社で開発している「ふりこけサッサ」を使えば、手軽に苔を育てたり増やしたりすることが可能です。
乾燥させたスナゴケを振りかけて水やりをするだけで苔を育てることができます。

 

ふりこけサッサとは

ふりこけサッサは、スナゴケを乾燥させて粉末にした商品です。
誰でも手軽に苔を楽しめるように開発された商品で、苔を生やしたい場所に振りかけて、水をやるだけで苔が根付き、育っていきます。

また、製造工程で十分に洗浄して虫や微生物を取り除いているため、女性でも安心してお使いいただけます。

 

ふりこけサッサの使い方

ふりこけサッサを地が隠れるくらい振りかけ、霧吹きで水やりをします。 苔が乾かないように、定期的に水やりを続けます。
発芽するまでは不織布をかぶせて乾燥から守ってあげるとよりいいですよ。
直射日光の当たらない日当たりのよい場所で育ててあげましょう。

実際にふりこけサッサを使っている動画もぜひご覧ください^^

https://youtu.be/DTfw60ktji0

 

ふりこけサッサの販売店

ふりこけサッサは「moss shop 291」で販売しております。
スギゴケの乾燥粉末、すぎごけサッサも販売しておりますので、合わせてご検討ください^^

 

まとめ

それぞれの苔の特徴や育て方を覚えるのは大変ですが、ふりこけサッサなら初心者にもおすすめな育てやすい「スナゴケ」で、新芽を育てる過程から楽しむことができます♪
室内で苔を育てる場合はふりこけサッサをぜひお試しください^^

たまよ日記一覧に戻る